グリーン・エコー第48回演奏会
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ヴォーン=ウイリアムズ
『タリスの主題による幻想曲』
(管弦楽作品)
 イギリス教会音楽の父、トマス・タリス(1505頃〜85)の旋律に基づいて作られた神秘的名作。 大聖堂の響きとタリス時代の教会音楽の交唱的な効果を意識して、 弦楽四重奏と二重の弦楽オーケストラという編成で書かれている。(15分)
ディーリアス
『海 流』
 ホイットマンの詩集「草の葉」によるバリトン独唱、合唱、管弦楽のための作品。 独唱が語りと詠唱を受け持ち、合唱と交互に登場する詩情あふれる曲で、 精妙な管弦楽法により浮かび上がる自然描写と ディーリアスが全ての作品において追求し続けた流動感が見事に表出されている。  愛に満ちた海鳥のつがいに突然訪れる雌鳥の死が、 それを見つめる少年の自らの悲しい経験に重なり合い、 詩人の愛と死のイメージがディーリアスの音楽を得て深く心を捉える。(20分)
ウォルトン
『ベルシャザールの饗宴』
 20世紀イギリスの作曲家ウイリアム・ウォルトンの代表作。 二群の混声合唱団、オーケストラ、オルガン、多彩な打楽器群に加え、 ステージ左右に二つの金管群が配置される大規模な作品。
 テキストは旧約聖書の「詩篇」と「ダニエル書」からとられ、 悪徳に栄えたバビロニア王国の凋落を劇的に物語る。 バビロンに捕囚されたヘブライ人たちの眼前でベルシャザール王と異教徒たちが絢爛豪華な宴を催し、 偽りの神々を讃える狂乱の場面は、極彩色の絵巻のような華やかさと重厚さを持つ。 やがて空中に現れた神の手が王の死を予告し王国が崩壊すると、 囚われの身にあった民は解放され、歓喜に満ちた「アレルヤ」の大合唱が巻き起こる。(35分)
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